特定名称：純米　原材料：米・米こうじ

精米歩合：70％　アルコール度数：16.5度

2022年1月27日入荷しました！

 

岡山県が誇る銘酒の一つ「酒一筋」ブランドより

若女将の趣味で新酒を入荷させました

昔から所謂銘酒を醸してきているブランドなのですが

早速中身を見ていきたいと思います

 

香り

やや控えめに香りつつもどこか安心感を覚える香りです

フレッシュ感なども活きています

米っぽい系統の香りなども入り混じっていますが従来品と比べてふくよか方面はあまり出ていませんでした

またフルーティー系統には入らないかなぁという感じでした

ふわりと立ち上る香りよりは酒の奥から香ってくる方がメインに感じます

そこに「酒一筋」らしさと言いますか一つしっかりとした風格があります

 

味わい

普段の酒一筋ブランドでしたらしっかりとした味わいの芯があるタイプなのですが

今作においてもそれは有るには有るのですがまだ新酒ということもあってやや軽く固い感触もありました

全体的には生由来の甘味があったりしますがかなり控えめです

どちらかと言うと若干香ばしさを感じる米感がメインかなというところです

酒米は使っておらず飯米の「アケボノ」という品種で醸されているのですが

雑味といいますかそういう部分は見事なまでに感じませんでした

凄まじいお酒を作るもんだなと一人感心していましたが…(笑)

ある程度でしたら常温から燗酒までもイケるかと思いますが

如何せん新酒なものでして若いんです…が現時点でも美味いですねぇ

最近は本当に飯米で醸されていても美味しいお酒が増えましたよねぇ(笑)

 

総括

酒一筋ブランドをご存知の方でしたら今作は軽いと感じます(新酒由来)

初めての方でしたら適度に冷やしてもいいですし常温などでも十分に楽しめる酒質に仕上がっていますのでお試し下さい

日本酒担当：稲吉は記憶に無いのでたぶん新酒は初めて飲んだんじゃないかなと思います

元々酒一筋ブランドが優れていることはわかっていたので取ったのもありますが

新酒の時点でここまでの美味しさが発揮されているとは考えていませんでした

経験則として新酒の時点で美味しいと後々伸びなかったりピークがそこになっていて早く飲みきらないといけない酒質だったりが殆どです

ですが今作ですとこのあとじっくりと時間をかけて熟させたら絶対美味しくなるなぁというのがよく見える作品に仕上がっていました

これだけでもかなり期待値は高いのですが当店の在庫的に熟をかけられそうにもありませんのできっとそうなるんだろうなぁと妄想しながらお楽しみ頂けたらと思います(笑)

にしても…アケボノでここまで表現が出来るものなんですねぇ

もう少し雑味のある米感や香ばしさのある穀物系になるかと思っていましたが

ある意味で酒米じゃ出せない味わいとも言えます

個人的な好みで申し訳ないのですが「美味い」要素が利いているお酒です

メインは勿論「雄町」ブランドで醸すお酒だとは考えていますがそれだけに依らないところがまた魅力的です(笑)

 

利守(としもり)酒造さんによる雄町の深い話などもあったりするのですが

気になる方は「利守酒造」「雄町」でググってみて下さい

この活動が無かったら…今頃雄町はどうなっていたことやら…

※「赤磐雄町」は利守酒造さんの登録商標です※

商品価格（税込）

¥1,331