特定名称：純米　原材料：米・米こうじ

精米歩合：60％　アルコール度数：15.5度

2021年12月中旬頃入荷しました！

一升瓶は￥3,025(税込)です

 

今頃(2022年1月14日)になって12月に仕入れていたお酒のレヴューです(笑)

ここ数年で超絶進化を遂げている賀儀屋ブランドです

他のお酒レヴューでも書いたかと思いますがここ数年でかなりしっかりと設備投資されたことに由来しております

誰が飲んでも更に美味しくなった！と言えるほどの見事な酒質進化をしております

 

具体的に表すのがちょっと難しいのですがたぶん納得してくれる方が多いのではないでしょうか

・ある意味での雑味とも呼べる部分が減った

・上記に関連してクリアになった

・酒質変化が少なくなった(安定している)

・より洗練された香り(上品とも捉えられる)

ナドナドです

酒質向上と一言でいいましてもそれを飲み手がどのような形で受け取るかによって変化してしまいますが

基本的に酒質向上＝美味しくなったで良いとは思います

ですが例えば同じお酒でも酒質向上による上品な感じが出たとしてその上品さが合わない人達もいらっしゃるわけです

ご愛飲頂いているからこその「合わないな」という感想ですね

この部分に関してはどうしようもないので特に言えることがありません(汗)

しかしながらやっぱり酒質向上というのは凄いものでして

過去作の風味表現などを物凄い記憶力でハッキリと明確に覚えていらっしゃる方でしたら今の作風と比較されてとても変わったというのを必ずご納得頂けます

それ程に変わりました

 

変わったと言っても上記がメインなので無駄に香りを立てたり強くしたり派手な味やガスに頼ったりなどは一切ありません

ご安心ください

その様な変化をされた場合は日本酒担当：稲吉が基本的に扱いませんので…

そういう変化だけをされたお酒だと飲み飽きちゃうんですよね

その一瞬だけは美味しいかもしれませんが

 

ちょっと話が逸れました(汗)

 

さて前置きがだいぶ長くなりましたがそれくらい近年の凄まじい酒質向上っぷりを見ていきたいと思います

 

香り

冷やしすぎていると殆ど香らないタイプです

純米の生ではありますがこの潔さに感動を覚えます

温度を上げていくとジワジワと賀儀屋らしいと言える香りが立ちます

ほんのりとした米っぽさもありながら「しずく媛」由来の楽しい酸も感じます

フルーティーというよりはどこか懐かしさを覚えるような甘酸っぱい方面のイメージですね

保管は要冷蔵になっちゃうんですけども是非常温くらいまで時間をかけて楽しんでください

 

味わい

香り通りといいますかおとなしく控えめな味ですが一つしっかりとした芯が通っていますのでブレないですねぇ

賀儀屋ブランド特有の旨味がじんわりと利いているのがポイントです

こればっかりは飲んでもらわないと全く伝えることができずでして(汗)

そこに「しずく媛」由来ですが適度な酸があります

全体的にこれで締まりが出ている感じになりますがどちらかと言えばふくよかな旨味を楽しめる作品になります

 

総括

全体的には落ち着いたイメージなお酒ですね

賀儀屋ブランドの中では「しずく媛」を使用しているとちょっぴり攻めた味わいになります

酒米由来の持ち味ですがおもしろい酸が表現されるのですよねぇ

このあたりで若干好みが分かれる気はしておりますが大抵の方には美味しいと思ってもらえると考えています

賀儀屋ブランドでの食べ合わせには日本酒担当：稲吉は特に「鯛」をオススメしていたりします

天鯛でもいいのですが最近の養鯛はかなりイケてますのでソチラがオススメだったり

特に愛媛の養鯛がオススメです

賀儀屋ブランドの作品でしたら大抵合いますので是非お試し下さい

 

賀儀屋ブランドの新酒はもうちょっと先になりますので新酒にもご期待下さい

熟成向上酒を醸すブランドの若い味わいを楽しんで頂けます

自家製で寝かし込んだものを販売なども考えてみましたが…やめておきます(笑)

絶対に美味しくなりますが…うーん…

販売形態をガッチリして販売先を完全に限定しないと要らないトラブルの元ですので…(汗)

そんな状態がもし整えられたらその時に考えようかとおもいます

期待しないで下さい(笑)

商品価格（税込）

¥1,513