特定名称：純米吟醸　原材料：米・米こうじ

精米歩合：55％　アルコール度数：15度

一升瓶は￥3,300(税込)です

久方ぶりに通年品の加水火入Ver緑を入荷させました

数年前から当店の定番品としてはコチラの袋吊りをメインに切り替えてました

それもしっかりと理由がありまして

元々は定番品ではなかった袋吊りなのですがやたらと人気が高いお酒になりまして限定品から通年品へと昇格出来たお酒です

ですが元々の生産量が多くはない為に蔵元完売などがよくありました

で今年2021年なのですが早々に完売してしまいどうしたものかと迷っていた所

コレ以前に定番としてメインにさせてもらっていた緑の加水火入Verを再入荷させた次第です

(それでも袋吊りの横には並べてた時が多いんですけどね(笑))

 

さて肝心の中身です

無濾過生原酒Verはリンク先を読んでいただけたらと思います

 

もう取引開始させて貰ってから何年たったことか…

取引当初のお酒感としては凄くスッキリというか涼やかな香りが滲み出てくるお酒なイメージでした

当時でも余程静岡吟醸型が好きな方で無い限りは知らなかった人が圧倒的に多いと思います

全体的には締まった控えめな味わいでしたが食中酒に非常に最適であっという間に一升瓶が空っぽになったのを今でも覚えています

そして2021年

紆余曲折ありながらも確実に着実に定番品としてブラッシュアップを経てきました

その当時から比べますと

香り具合が非常に洗練され上品に表現されています

涼やかさ(メロンっぽさ系統)は無濾過生原酒Ver程ではなくしっとりと薫る程度になっているのが非常に好印象でそれだけで期待感が膨らみます(笑)

基軸となる甘味・旨味ですが昔の作品よりもめちゃくちゃ「澄んでいる」という表現がぴったりに昇華しています

ここらへんがポイントでしょうか

昔の作品と比較した場合にめちゃくちゃ酒質向上したことによって在る種の「物足りなさ」が出ます

ですが日本酒担当：稲吉としては今現在の酒質の方が圧倒的に上なのでこの「物足りなさ」はとても重要視しております

変わらない美味しさというものを表現し続ける為に変わり続けなければならないからです

日本酒を担当してからというもの定番品にはどんな魅力があるのかと模索してきました

いつも美味しいは当たり前と思われている事実はある意味で衝撃でした

学べば学ぶほどに「いつも美味しい」が異常に難しいと深く理解出来たからです

そして当店には出来る限りではありますが「いつも・いつでも美味しい」が並ぶように吟味させて貰ってから仕入れをしています

毎年毎年の出来不出来も勿論あります

ですが並々ならぬ努力の結晶が当店の店頭に並んでいます

日本酒担当：稲吉は当店取り扱い品を単なる「お酒」ではなく蔵元さんの「作品」として昔から大事に大事に扱わせて貰っています

是非皆様に定番品という新しい魅力を楽しんでもらえたらと思って今後も定番品に力を入れ続けていこうと考えて行動に移しております

 

だいぶ話が逸れた気がしました！

ついつい…(汗)

そんな具合ではありますが美味しい事に変わりはありませんので(笑)

 

食べ合わせとかですとやっぱり由比の漁港に近いとかもあるんですが魚介類が非常に美味しくなります

個人的には甲殻類がかなりオススメです

桜えびなんかもはやヤバいくらいです(笑)

釜揚げしらすですとか白身系の脂が乗った刺し身なども是非

由比で水揚げされるものだったら何でも合うんじゃないかなと思ってますが(笑)

面白いのがスッとするような涼やかさのある香り系統なのに全然邪魔にならないんですよねぇ

これだけ勉強を続けてきても解らないことや部分がまだまだ在りますので更に精進していきます

 

以上ですがこんなにも魅力的なお酒を是非食中酒としてお楽しみ頂けたらと思います

商品価格（税込）

¥1,650