英君 山廃純米 愛山 28BY 1800ml
特定名称:山廃純米 原材料:米・米こうじ
精米歩合:65% アルコール度数:15度
2021年10月14日入荷しました!
一寸前に蔵元さんよりふいにご連絡があり古酒コーナーの展開もありまして担当の石山が張り切った次第です(笑)
28BYの数量限定品かつ今回の入荷分で完売となります(12本のみ)
28BY…懐かしいですねぇ
今年の分はまだこれから(R2BY)になるのでちょっと先になりますご注意を
ちょっとうろ覚えなのですが28BYは確か1回目か2回目の造りだったかと思います
当時愛山(酒米)を使ってまさかの山廃仕込みと案内がありましたので一切他では見られないような作品案内に驚きながらも色々と確認してたりしました(笑)
元々愛山自体が(今でもそうですが)希少な酒米なんですが
とある蔵元さんの「超」鋭意努力があったおかげである意味生き残れたとも考えております
育成も難しければお酒にするのにも一苦労な酒米ではあるのですが他の酒米では表現出来ないであろう
独特な味を醸し出せる為一部の方達にかなり人気の高い酒米です
かくいう日本酒担当:稲吉も好んでセレクトする酒米の一つです(笑)
では肝心の酒質はといいますと
本来であれば愛山は純米吟醸や純米大吟醸グレードが作品としてはメジャーになります
独特な甘×旨を表現するためだと思われるのとなんといってもだいぶ高級な酒米なのでそのグレードに落ち着きやすいのも有るかと思われます
で
英君ブランドでは他者と同じことをやってもつまらないから予てよりやってみたかった山廃にしたとのことで
いや~~~当時「嘘だろ!?」と思いながら試飲して楽しんでおりました(笑)
その後紆余曲折を経て去年の作品(R1BY)である意味のラインに立てた感のある作品仕上がりを魅せてくれました
慣れなどもあるのでしょうがやっぱり過去作とは一味違いました
ではその当時の作品を寝かせるとどうなるのでしょうか?
その答えが今回特別に入荷したお酒になります
日本酒担当:稲吉も暫く身体があかないので買えないのですがもし試飲出来たらメインを追記しようかとおもいますのでレヴューは後日までお待ち下さい
もしくは石山が追記することになるかと思います
まぁ絶対楽しい逸品だと思って仕入れてみたんですが…(笑)
2021年10月17日追記
少し試飲出来ましたので明記しておきます
開栓2日目だと思います
かなり落ち着いた印象を受けました
妙な熟(悪い意味での)が進んでないかとか懸念事項が沢山あったのですがその辺りは一切ありませんでした
全体的には山廃っぽさというよりは山廃由来と熟による味の変化途上といった所です
香り方面は控えめな熟香と山廃由来なほんのりとした香ばしさを楽しめるタイプです
味方面では全体的にソフトになっていますが山廃ならではの酸は感じとりやすいタイプ
かといって出来たての新酒みたいに酸が暴れて刺々しい事はなくあくまでも柔らかく
また辛口仕上げというわけでもないのですがしっかりと辛口に変化しておりました
ギチギチに辛いわけじゃないのでご安心下さい
面白いのが「水感」をとても感じる様になっていた所でしょうか
「水っぽい」とは全く違うのですがこればっかりは飲んでみて貰うしか解り得ないかもしれません
なにか要素が抜けきってしまったとかダレているなどでの悪い意味合いではなく
熟によって変化できる成分達が未だ変化途上にありつつも全体のバランスが変化し水を全体に感じやすくなったかのようなイメージです
しっかりとお酒ではあるんですけど妙に飲みやすさが現れていました
また旨味表現もとても面白くて口の中で柔らかく広がって楽しめるのですがサラリとしながらしっとり感もあります
その勢いのままスッとキレるタイプです
試飲前に考えてた以上に飲みやすさが前面に表現されている熟になっていました
注意点としては「冷やさない」ことですね
冷やしてしまうと上記の良い部分を全部失ってしまいます
未開栓・開栓後に関わらず冷暗所でそっと保管をお願いします
また燗もとても楽しいのですが60度を超えるような飛び切り燗だと辛いだけになりがちです
ぬる(40度)から上燗(45度)がオススメです
酒器にはやっぱり陶器が一番オススメですが同じ状態のお酒を色んな酒器に入れて試してみて下さい
- 商品価格(税込)
- ¥3,245