百楽門 純米吟醸 無濾過 生原酒 720ml

特定名称:純米吟醸 原材料:米・米こうじ

精米歩合:60% アルコール度数:16度

2021年12月下旬入荷しました!

一升瓶は¥2,970(税込)です

 

百楽門ブランドの新酒一発目となります

事前サンプルによって今年の作品はかなりドライに醸されているのは分かってました

さて例年と何が違うのか見ていきたいと思います

 

香り

本当に開栓時に立ち上ってくる香りが少ないです

そこそこの固さを感じる米系の香りは出ていますがそれくらいだと思います

それほどまでに締まりが有ると言いますか…このあと熟が進むともう少し何かしら出てきそうではありますがその前に完売しそうです(笑)

かなりドライな仕上げの割には変なアルコールっぽさや日本酒臭さみたいなのはありませんでした

 

味わい

今作たぶんこの作品では初のプラス12になっています

数値通りよりも辛く感じるかと思います

新酒なのも手伝って全体がだいぶ軽く感じますね

固いというよりは軽いでしたね

全体のバランスとしてはだいぶドライな辛口仕上げになってまして中心あたりにどこか懐かしさというか落ち着いた優しさの有るふくよかさを楽しめるタイプです

あまり冷やしこむとこれだけの辛口は単に辛いだけになりがちで全く面白みがなくなってしまいますのでご注意下さい

 

総括

いやはや事前にサンプルを頂いたお陰である程度特性は掴めましたが

だいぶ悩ましい子でした(汗)

百楽門ブランド特有の旨味があるのは解るのですが殆どの人はやけに辛い酒だなぁと思うのではないでしょうか(通常品と比した場合)

以前より百楽門ブランドのすっきり系辛口仕上げはそこそこ辛く感じやすい仕上げでした

それがここ二年くらいで更に進化したように感じています

通年品である「特別純米 冴」も昔よりドライに感じるようになっています

その年の出来栄えや諸条件で変化もしますが熟の期間などの差もあったりします

ですが今作などは明確に辛さを感じるタイプの辛口仕上げです

今の所蔵元さんより今後この系統に進むとは聴いておりませんが悩ましいですねぇ(笑)

百楽門ブランドと言えば特有の酸×旨味が特徴のブランドです

※奈良県は一種独特とも言える酸を使う蔵元さんが多いですね※

今までの作品を見てきた限りで日本酒担当:稲吉としてはあまりドライになり過ぎない方向性の方が好ましいと思えているからです

ですが「酸×旨味×ドライ」な公式も沢山存在しますので今後の方向性に期待はしています

酸や旨味をどのように表現するのか…していくのかが注目ポイントなのかなと感じました

 

皆様コチラを飲んでみて如何だったでしょうか

良かったら感想教えて下さい

 

だいぶ長くなりそうだったのでこのへんで…(笑)

商品価格(税込)
¥1,485