百楽門 純米吟醸 無濾過 生原酒 五百万石 720ml

特定名称:純米吟醸 原材料:米・米こうじ

精米歩合:60% アルコール度数:16度

2021年3月2日入荷しました

2020年12月に新酒の第一弾として出荷されていましたお酒になります

出荷当時よりもハッキリと美味しさが乗った状態へと進化し続けています

※まだまだ美味しくなります※

特に記載しているわけでは無かったので省こうかとも思いましたが一応超辛口仕立てになります

さて香りの方なのですが見事なまでに控えめでこれならどんな状況でも香りが邪魔をしてくるという事はないかと思います

よくよく吟味すると百楽門っぽい共通香である乳酸由来のような部分が香りますがまるでいやらしさがありません

その後温度上昇に伴って僅かながら米っぽさを纏うようになります

素晴らしい香りしますねぇこれ(笑)

味わいの方はといいますと出始めの頃の鋭さ(尖ったようなとも)が落ち着きましてお酒としての熟が進んできたなといったところです

奥の方から柔らかい旨味が醸し出されてきており大人の階段を登ったかのようないぶし銀な旨味具合とでもいいましょうか

全体的には非常にドライなので舌の上にもピリリと感じられるかもしれませんが上記の旨味でバランスを取るイメージになります

辛口具合としましては当店で常備している冴・特別純米にちょっと似ている部分がありますね

コチラのほうが純米吟醸というのもあってクリアになっている分細かな部分が見えやすくなっています

ただやはり無濾過生原酒ですのでインパクトがある部分もあります

どちらかと言えばどっしり感のようなものもありますし濃醇さも内包されています

保管は冷蔵庫にて呑む時はそのまま注ぎ常温近くまで時間をかけてゆっくりと味わって見て下さい

以上のような仕上がりですので日本酒初心者の方などへはあまりオススメしておらず

百楽門愛好家の方達や奈良県のお酒が大好きな方達へとオススメしたいです

 

以下は愛好家の方向け

超辛口に仕立てている分他の作品などと比較すると潔い(よすぎる?)こざっぱり感があります

もしかしたらその点におかれましては物足りなく感じる方などもいらっしゃるかと懸念はしてますが

表面ではなく奥の方を覗き込んで見て下さい

しっかりとした芯をもった旨味たちが見事に醸されています

うちの表記にもわざと超辛口などと明記しなかったのもココにあります

この先更に旨味は乗ってくるのですがその前にたぶん売り切れてしまう予感です(笑)

出来ればその乗り切った状態での販売等もしてみたかったのですが色々と無理でした…

新酒一発目の時より角が取れたのは間違いなく感じてもらえると思いますが味のり的に「もうちょっと欲しいかなー」という感じはあります

もし良ければご自宅にて熟をさせてみて楽しんで下さい(条件が整っている方限定)

そして注意点としてどうにも呑み頃が冷たすぎると全く美味しくないので常温くらいまで時間をかけて飲んで下さい

冷たいままだと辛さばっかり目立ってしまってツマラナイお酒になってしまいます

※燗の実験が出来ないので是非試してみて下さい!!※

 

余談ですが昨年のひやおろし純米大吟醸がつい先ごろ爆発的に美味かったです

熟せるお酒は芸術品かつ至高ですねぇ

商品価格(税込)
¥1,485