特定名称：山廃純米　原材料：米・米こうじ

精米歩合：65％　アルコール度数：17度

2022年2月18日入荷しました！

 

栃木県在住の方ならご存知かもしれません

「望」ブランドの地元向け作品としてずっと造り続けられていたお酒ブランドが

この「燦爛」ブランドになります

かなり紆余曲折あって昔とは全く違う酒質を表現されておりまして

今では地元以外でも注目を集めるほどになっております

 

山廃純米が苦手な方にもオススメしておりますので

早速中身の方をば

 

香り

非常に涼やかさを持った爽やか系統の軽快な香りです

この時点で全く山廃っぽさ等を感じることがありません

どうにも未だに「やまはい」に対するマイナスイメージが根強く

頭の中にこびりついてしまっているようです

そんな感じを払拭してくれる作品も結構出てきてはいるのですが

どうしても一回苦手になってしまうと元に戻るのは難しいようです

山廃のあの香りがなぁ…と敬遠なさっている方でしたら先ずは頭を空っぽにしてから

この作品の香りを楽しんでみて下さい

どうしても頭の中に「やまはい」があるとイメージ先行が手伝ってしまって

苦手なモノを探し出してしまうので…

今作はフルーツ系統の爽やかさも含まれています

ですが無駄にフルーティーなどという感じでは有りません

あくまでもナチュラルに香ってきます

冷たくするとかなり締まるので香りも然程立たなくなります

 

味わい

山廃ならではというよりも「外池酒造店」さんの作品だからこその

酸を感じるという味わいになります

望ブランドに通じる酸系統ですので望ブランドが好きな方でしたら

間違いなくオススメできる味わいです

この味わい部分に関しても「やまはい」だから…といったイメージ先行で敬遠される方がかなりいらっしゃいます

よくよく聴いてみますが「やまはい」の何が駄目なのかは千差万別です

本当に「山廃」という単語だけが独り歩きしている感じが否めません

そしてこれ以上解説するには万人向けの書き方が出来ませんので割愛します

 

全体的には非常にスッキリ感のあるサラッとした呑口

山廃由来ですが適度な旨味がじわっと利いています

爽やかな香りと相まって非常に飲みやすい仕上がりなのです

様々な温度帯でも実験出来ましたのでそれのご報告も

ベストだと感じるのはやっぱり常温でした(15-20度くらい)

冷たくしても一応大丈夫ではありますが締まりすぎて良さが消えてしまう感じでした

また燗酒系統が秀逸で飛切(60度)を超えてくると流石にブレますが

ソレ以外でしたら50-55度くらいでも美味しく楽しむ事ができます

またそこからの燗冷ましでも若干要素は飛びましたがバランスはある程度しっかり残っていました

ご愛飲頂ける際には是非お試しのほど宜しくお願いします

 

総括

もう数年以上前になりますが蔵元さんに伺った際に地元向けのお酒ということで

試飲させて頂いた時の事を未だに鮮明に覚えております

その際にも常温のまま頂いたのですが桁違いに美味かったです

この系統の楽しい所が食べ合わせの幅広さだと思っています

山廃のお陰で適度な旨味の宝庫みたいになっていますので酒質としては結構しっかり目で

非常にモチもいいです

淡いものからある程度の濃さまで対応出来ます

あんまりにもべったり濃厚なんとかみたいなのは…ちょっと…(笑)

開栓後は出来れば早めに飲みきってほしいですが「適切」な保管を出来るのであれば

然程気にしなくても大丈夫な酒質です

 

商品価格（税込）

¥2,640