望 純米吟醸 無濾過 瓶火入 ひとごこち 720ml

特定名称:純米吟醸 原材料:米・米こうじ

精米歩合:53% アルコール度数:16度

一升瓶は¥3,740(税込)です

2021年6月22日入荷しました!

望シリーズは一年を通した出荷の中で12月頃を皮切りに新酒の生タイプが出ます

後半(6月くらい)よりそれの火入タイプが出荷となるシステムです

生には出来たてのフレッシュ感を満載に

火入には半年オーバーの熟をかけフレッシュさを維持しながらより美味しく

大雑把ですがそんなイメージになります

それもこれもこの蔵元さんの作品「望」(ぼう)シリーズの特徴の一つでもあります火入の具合によります

簡単な文字面だけにしますと

フレッシュさを活かした火入作業

です

字面だけだと超簡単なのですが…瓶火入という超重労働かつ繊細な作業もその一つにはなるのですがそれだけで良いわけでもなく

日本酒担当:稲吉はこの「火入」されたお酒の美味しさを昔から重視してきました

それは決して出来たてなどがそのままイコールで美味しいということではないという理由もあります

古来に先人が発見作り上げた火入システムがあったからこそ今までの日本酒は一定の味わいを保てた等々

しまった!この項目は死ぬほど長くなるので割愛(汗)

 

で…

上記の通り生感をしっかりと活かした火入作業をされたお酒になります

これは表記だけだと特に難しい感じがしないのですが実際にコレを体験(理解)出来るかと言われると非常に難しいかと思います

過去様々な実験を経て今でこそ自分は理解出来ていますがその実験(実体験)が無ければまるで「意味」がわかりませんでした

日本酒担当:稲吉も其の昔は生のような火入??生のままで良くない?とか火入の意味ある?とか他にも様々な事にぶち当たってきました(笑)

 

ええまぁ紆余曲折あり今があるのですが

火入という技術の素晴らしさに目覚めたというか魅了されたというか(笑)

もはや完全に虜になってます

それもありますが当店の扱うお酒達は今後火入のお酒達を割合として増やしていきます

3年位前からそうしてきましたが生タイプが悪いなどという事は一切ありませんのでバランス見ながらの仕入れです

見事な火入をされた作品達を存分に語りたいのではありますがいくらなんでも長文になっちゃうので辞めときます(笑)

 

他のことで物凄く長くなってしまいました(汗)

肝心の中身です

香りの方は特に生に近く柑橘型になります

メインはグレープフルーツ系とオレンジ系かと思いますが幾分オレンジ特有の皮目あたりの香りといいますかそういうのが散見出来ます

味わいの方も生に近いものがありましていつもの酸味表現といいますか「美味しい」酸が効いています

所謂「すっぱい」ではないというのがポイント

人の味覚次第で何を「すっぱい」と(マイナス要因として)感じるかは試してみないとなんとも言えませんが

柑橘系果物が苦手な方は気になるかもしれませんね

※稲吉は酢酸がかなり苦手です(笑)※

若干ですが酸味が鋭い部分がありましたので(生共通)気になった点はそれくらいでしょうか

シャープな酸味はお酒全体のキレの良さや全体の引き締め具合の表現などなど

良い部分もたくさんあるので一概になんとも言えない部分なのですが

 

初めて望ブランドを飲むときにコチラを楽しまれる場合には

現在の日本酒味わい表現としてこのような作品がたくさんある時代ですというのを明記しておきます

是非コレも含めまして様々な日本酒をお試し頂きたいです

日本酒はまだまだ時代と共に変化し続けていけるお酒だなーと思っています

商品価格(税込)
¥1,980