奥播磨山廃純米生播秋 720ml

特定名称：山廃純米　原材料：米・米こうじ

精米歩合：55％　アルコール度数：17度

2021年9月2日入荷しました！

一升瓶は￥3,280(税込)です

2021年9月17日やっと身体が空きまして追記です

開栓直後から漂う「そうそうこの香りだよなぁ」です(笑)

奥播磨ブランドの特徴でもあるこの奥播磨ならではの香り

山廃なのも手伝いますがふくよかさととてもしっかりとした主張のある米っぽさや味噌系統の香りに

特有の酸が絡んできますので香りだけでも味がしっかりしてそう！と予感出来ます

※この時点で苦手な方もいらっしゃいました※

昔からそうなのですがこの個性的な感じが非常に好印象で愛好家さんたちも多数いらっしゃいます

日本酒担当：稲吉としましてもこの個性が生きているからこそ奥播磨であると考えています

コレを「癖」と呼んでしまうとマイナスイメージかつ個性が失われると思っているので基本的に「癖」という単語は普段から一切使いません

味わいの方にはだいぶ太い旨味が中核をなしそこに山廃系統の酸が彩りを加えます

かなり味わいがしっかりとしていますが「クドい」わけじゃないんですよねぇ

インパクトはあるけどササッとキレる潔さです(酸の影響度が高いとも)

結構好みが分かれるのは確かですがそれも昔から(笑)

昨今のフルーティー系が好きな方には向かないと思います

お酒単体でも面白い味わいがあるのでオススメなのですが旬の食材と非常に面白いんですよね

牛肉などともとっても相性が良くまた香辛料との反応もとっても好印象です

マーボー的なモノとも良いですね

かなり繊細な味わいを持つ食材だと若干お酒が強すぎる可能性がありますのでご注意を

冷やした状態だと酸をよりよく楽しめますが本領発揮としてはやっぱり常温帯や燗の方ではないでしょうか

旨味と酸味がバランスを取るイメージですね

日本酒を最近始められた方には率先してオススメはしていないのですが何かの折に味わってみて下さい

流行りの味では無い旨味の塊みたいなお酒ですのできっと楽しく新しい発見が有ると思います

酸が個性的な洋酒などが好きな方にもだいぶオススメだったりしますので是非お試しを(笑)

以下余談

まだ全然若いイメージですのであと一年くらいは寝かせておきたいですが

まぁコレはコレで楽しいので良しとしてます

熟がいい感じに進んでくるともっと酸が全体に馴染み調和するんですよねぇ

奥播磨ブランドは本当に良く仕込まれていて若いうちには美味い作品があまり無いのですよね

熟する事が出来る酒質の特徴の一つでもありまして時間をかけてジワリジワリと出てくる美味しさが詰まっている作品が多いです

逆説的ですが若いうちに美味しいお酒は基本的に日持ち(熟)しない事が多いですね(当てはまらない作品もありますが)

もっともっと店に余裕が出来ましたらこのブランドも自家熟成をかけたものを販売したいとは思っていますが叶いそうにありません(笑)

もうちょっと上手いこと日本酒達の「美味しさ」を伝えられたらなぁとは思いますが明文化って難儀です(汗)

勉強します…