特定名称：山廃純米　原材料：米・米こうじ

精米歩合：80%　アルコール度数：17-18度

一升瓶は\2,985（税込）です

2021年以降なのですが奥播磨シリーズ全ラインナップの見直しによって終売となる可能性が御座います

※一時休止となっていましたので完全終売ではないのかもしれません※

今年は醸されてて良かった…(笑)

八割磨きとはあんまり酒米を精米せずに仕込んだものなのですが何が表現されるかと言いますと

大雑把に言えば米の濃醇さや力強い味が表現されることかと思います

昔と違って80％精米といえども技術力などの進歩のお陰もありましてとっても綺麗な美味しさが表現出来るようになりました※めっちゃ凄いことなんです！※

もしかしたら未だにイメージ的には「磨いてないから雑味が多いんでしょ？」やら「重クドそう」やら「日本酒臭そう」やら…マイナスなイメージが強いのかもしれません

ですが！

この作品は全くもって上記のようなマイナスイメージはありません

ただ「誤解されやすい」のはあるかなと思います

酒米をあえて磨き込まない事による「濃醇」さの表現ですね

昨今の作品は非常に良く出来ているお酒達が多く純米や山廃純米などでも非常にサッパリ感があったり重厚感が出すぎていなかったりなどとっても「飲みやすく」ついぞもう一杯となるお酒が多いです

そういうお酒達に慣れていると今作のような山廃純米のパワーと磨かないことによるパワーが合わさったお酒は非常に骨太などっしり感が表現されていたりします（濃醇さの一つの表現として）

ここで違和感や重いなぁ…などの感想が出ることが多いかと思います

ここがポイントでして中身が良いものであることは間違いないのですがしっかりとしているが故に（慣れていないのも手伝って）なんだか自分には合わないなーと思われてしまうことが非常に多いのです

そんなときは加水して温めてみたり単純に加水だけでもしてみてください（軟水のほうが飲みやすいかと思います）

加水率は厳密には難しいのでウィスキーの原酒を楽しむ時のように一滴ずつ加水してみると非常に面白いですよ

その際の酒器には極小さなお猪口などをおすすめします

しっかりとした芯があるお酒ですので水っぽくなるどころか物凄く綺麗にそして上品に「伸びて」くれます

是非お試しを！

 

さて今回のお酒も試飲出来ないのでもし試飲後があれば何かしら追記しておこうかと思います

どうやって試飲したものかなぁ…うーん。。。

2021年3月13日追記↓

結局のところ我慢しきれずに買いました(笑)

いやーやっぱり凄いですね

今作は以前よりも全体のブラッシュアップがなされており米を磨かない事による美味しさの表現がより一層透明感を伴って綺麗に出ていました

香りにも昔からの共通項がありまして「米の香ばしさ」ですね

感覚としては焼きおにぎりに近い部分はあるのですがあそこまではないにしてもなんとなーーく伝わるでしょうか

表現の一つとして「香ばしい」よりは「ふくよかさ」のほうが伝わりやすいのかなとは思うのですが

この米の良さが開けたてからふんわりと漂ってきます

この香りの表現力だけでも凄いのですがその味わいたるや旨味の宝庫です

米由来のじわりとくる甘味や山廃由来のギュッとした酸味なども相まって「美味しい」のパンチ力がありながらも全体的な辛口方面での仕上がりによる引き締め感が堪らず

めちゃくちゃ鍛え込まれた筋肉美とでも言いましょうか

お酒単体でもかなり美味しいですが合わせやすいなと思ったのは焼き魚ですとか味噌や醤油などなど

煮込みでも良さそうです

多少ですが味わいがしっかりした物のほうがお酒に負けないので（Not濃い）

春野菜の苦味などとも好相性ですのでぜひお試しを

苦味などと合わせるときはお酒を常温程度に戻しておく事を推奨します

旨味と甘味がメリハリを持ってくるので苦味ととてもバランスを取ってくれます

今年の奥播磨の出来栄えは凄いですねぇ

骨太旨辛の代表格とも言いたいです(笑)

長くなりすぎたのでここまで！(笑)

商品価格（税込）

¥1,493