久保田 千寿 純米吟醸 1800ml

特定名称:純米吟醸 原材料:米・米こうじ

精米歩合:麹50%:掛55% アルコール度数:15度

四合瓶は¥1,430(税込)です

2022年2月12日追記しました

久保田シリーズは常に変わり続けていきます

それは既存製品でもそうなのですが常に美味しい事(変わらない美味しさ)を表現するには常にブラッシュアップされ続ける事が必要なので

毎年毎年美味しさへの弛まない努力の賜物が同じ名前のお酒であっても中身は常に最新の出来栄えであるお酒が詰まっている事を想像しながら味わって頂けるととても有り難いです

 

さて

2020年の5月くらいに試験的に販売をしていたコチラなのですが10月より正式に通年販売となりました

1800ml/720ml/300mlと揃えてみました(今後当店扱い種類を変更する可能性あり)

先に飲んでいただいていた方達には大変ご好評頂きまして有難う御座いました

 

※今までの「久保田 千寿 吟醸」とは何が違うのか※

一番解りやすいのは「純米吟醸」になったこと

香りと味わいにほんのりと幅が出ました

吟醸のほうは相変わらずのシャープな仕上がりですがコチラの純米吟醸の方は幾分香りにふくよかさ(かなり心地良いうっすら米感と穏やか吟醸香)が加わり味わいに優しい旨味と甘味が加わった感じになります

この風味の出具合がまた素晴らしく久保田で有ることに揺らぎが一切ありません

飲みやすく飲み飽きしにくくお酒単体でも美味しいけど食中酒として更に美味しくなれる

そんな部分がそのまま活きています

また味わいに幅が出たことによる解りやすい美味しさが出たのもポイントでたぶん冷たいままでも感じて貰えると思うのですがダイレクトな旨味があったりします(千寿吟醸と飲み比べしてみるとめっちゃ解るとおもいます)

ここでこの「味」が出すぎてしまうと一気にクドくなってきて絶妙に美味しくなくなる事があります

このさじ加減と言いますか仕上げ方のバランス感覚がやっぱり凄いです

そして伝家の宝刀「辛口」な仕上がりで有ることは味わいの締めにも効いています

吟醸ほどのシャープ感が強くないのもありどちらかといえばこれから久保田を飲む方達にはコチラの純米吟醸をオススメします

でも今までの千寿吟醸を愛飲している方達にも是非一度は試して欲しい程の優れた作品です

 

まだ燗酒の実験が出来ていないのですが久保田は温めてもとても美味しく仕上がるので是非お試しを(たぶん大丈夫なはず)

まだまだ特筆はあったりするのですがちょっと長いのであと少しだけ

日本酒担当:稲吉が特に気に入っているのが味持ちの良さです

試験販売時に長期保管を試みてみたところ1ヶ月程は持つことが解りました

ですがそれもキッチリと管理をされている事が大前提なのはご注意を

ですが既存の千寿吟醸よりはかなり味持ちが良くまた変化が遅い感じがしています

確かに少しずつ風味が失われていく感はあるのですがとてもゆっくりですのでご家庭で楽しまれる分には飲み終わるまで然程劣化せずに楽しめると思っています

※ご家庭ではお酒は長期保管せず出来るだけ早めに消費をしてしまうほうが良いのは確かなのです※

 

2022年2月12日追記分は以下から

最近の書き方を交えながら追記です

香り

シャープさを感じる潔さがあります

この辺りの表現をどのようにすると伝わるかかなり難しくて未だに上手い表現が見つかりません

千寿吟醸の方とはまた違った感覚なのですがフレッシュなモノですと感じやすいと思います

時間とともに無くなっていく要素でした

確かに吟醸の方に近い部分はあるのですが純米吟醸ならではのふくらみ方や米感などもありました

本当に無駄のない香りの仕上がり方でしてこれだけでも驚嘆です

 

味わい

ちょっと信じられない程素晴らしい出来栄えをしております

日本酒担当:稲吉と馴染みの方でしたら解ってくださるかと思いますが

どんな蔵元さんの作品であれ忖度することが一切ありません

開栓直後の味わいですとシャープなのは勿論なのですがそのシャープ感が活きている時間に限りがあるのが解りました

開栓後一週間位だとは思いますがそれくらいでシャープ感が無くなり

全体的に丸みを帯びます

潔い味わいなのは久保田共通ですが純米吟醸グレードで成し得る「美味しい」の

一つの極致な味だと感じます

だいぶ表現が悩ましいのですが久保田らしい繊細かつ鋭さのある味わいがしっとりとした舌触りも手伝って味わいに余韻をもたらしています

簡単に言うと「もう一杯!」や「おかわり!」となりやすい酒質です

 

総括

最近久保田シリーズも種類が増えましたが

頭抜けてオススメできる逸品であることは間違いありません

対応出来る食べ合わせの幅もかなり広く苦手なモノを直接調べていく方が早いんじゃないかと思わせてくれる出来栄えです

冷から燗まで対応出来るのもかなり凄いところだなと感じています

適度な冷え加減ですとキリッとドライな仕上がりにじんわりと効いてくる旨味

常温から上燗ですと久保田の辛口感が全体に出てきてドライながらも飲みやすく飲み続けやすい味わいに変化します

また飛び切り燗(60度)にも対応出来ます

ここが一番驚きました

大抵は要素が飛んじゃうので濃い目のお酒等を使ったりするのですが

確かに繊細な要素は飛びましたが本質的な旨味のある味わいが全くブレずに

しっかりと芯を貫き通している感じです

その辺りからの燗冷ましでもそこまでバランスは崩れずにサラリと飲める味わいをキープ

以前上記もしましたが日持ちの良さというのがこの辺りにも現れているのかなと思っています

久保田シリーズは殆どのタイプで共通なのがあまり日持ちしないコトです

実験上大凡ですが3日くらいで要素がある程度抜けます

よほどガチガチの管理をしていない限りは未開栓でも劣化が進みます

抜けたあとでも確かにある程度は飲めるのですが

解って頂けてる方からすると一発で「抜けてる」のが解ります

この辺り細かく知りたい方は日本酒担当:稲吉までどうぞ

常連さんのみ限定でお話させて頂きます(ベースの理解が必須の為)

 

さて少し長くなりましたが

当店の数あるお酒達の中でも筆頭クラスにオススメ出来る逸品です

惜しむらくは自分の表現力が足りず文章ですと伝えきれません

日本酒を嗜んでいらっしゃる方全員にオススメ出来る酒質ですので

特に昔久保田飲んだことある方などにオススメしています

毎年そうなのですが味わいは変わっています(これからも変わっていきます)

是非今の久保田ブランドの味わい表現をお試し下さい

まぢでオススメです(笑)

商品価格(税込)
¥3,080