手取川 neo.2020 山廃純米大吟醸 無濾過 原酒 720ml

特定名称:純米大吟醸 原材料:米・米こうじ
精米歩合:50% アルコール度数:15度
2021年10月14日入荷しました!
一升瓶は¥3,960(税込)です
「今どきのスタイリッシュな農家をイメージしたガス感のある辛口のお酒」
がコンセプトなだいぶ面白そうなお酒です!(笑)
はてさて
少し前から手取川ブランドは再編を行っており基本的には15度の原酒にて展開をしていくとのことです
流行っていますねぇ15-16での原酒(一般的な加水されたお酒のAlc度数とほぼ同じ)
日本酒担当:稲吉は結構好きな仕立て方でもあります
この辺り結構誤解もまだまだあるのかなと思いますが原酒が最良という訳でもないんですよね
昔から加水火入されて来たのも「美味い」「飲みやすい」という意味合いが強かったです
やりすぎた「むらさめ」なんかは笑い話ですが何事もキッチリと造られているとやっぱり美味いんです(笑)
ですが原酒ならではの「濃さ」と言いますか持ち味がハッキリしているというのもまた事実でして
ですが高アルコール17-20度とかの原酒に比して昨今の15度原酒たちはとっっても飲みやすいんですよね
加水の15度もとても飲みやすくて好きなのですがこのあたりに変な誤解が今後も発生しないか不安で仕方ありません
あんまりにも技術的な事を明言されていくと小難しいといいますかマニアックすぎて宜しくないなぁとは考えております
それもありまして今では全く逆に情報を限定して作品化されているものもかなり増えました
技術もとても大事ですがやっぱり飲み手の「美味い」の方が優先事項だなと思ってます
今の技術は苦心惨憺の上でうんたらかんたら書こうと思ったのですがあんまりにも長かったので割愛(笑)
前置きが長くなりました
今作を見ていきたいと思います
もうこのコンセプトを見た時に面白い!が先行しまして多めにとってしまいました…(笑)
今回は製造メンバー全員が20代とのこと
農家の方と蔵元さんの農業担当の方が主軸となり農業メンバーでお酒を作るということで米作りから始めたとのこと
それが今作のコンセプトへと繋がっています
酒米には石川県が誇る「百万石乃白」を地元の山島地区で作られたそうです
以前からそうなのですが手取川ブランドさんの「辛口」表記は所謂スッキリ型方面です
辛く感じるモノではなく重クドさなどとは無縁な品格高い綺麗な酒質を表現されているタイプです
また特筆点としてはそのガス感にあるかと思われます
実際に飲んでからレヴューしますがかなりその部分への期待値が高いです(笑)
発泡系ではないので発泡してたら全く別物になってしまいますのでその点はご注意を
葡萄系の香りもほんのりと効いているそうで非常に食中酒として楽しめそうです(笑)
ぬる燗でもオススメらしく40度くらいで山廃由来の酸が効いた辛口に仕上がるそうですよ
となれば合わせるものにはこの時期の山菜系や天ぷらまたはキノコ類などなど
鍋や煮物には少し濃い目のモノがとても合わせやすいかとおもいます
後日試飲出来ましたら詳細を追記しておきます
中身まず間違いないですので是非御愛飲下さい(笑)
試飲できましたので追記します2021年10月22日
はてさて
だいぶ中身が気になっている方も多いのではないでしょうか
一言で表すなら誤解を恐れずに明記しますと
「軽めな仕上がり」
となります
ネオシリーズ共通なのかなとも思うのですが手取川ブランドの中でも(たぶん)トップクラスに軽い方だと思われます
どちらかといいますとサッパリした口当たりやガス感による軽妙さ等々も相まって軽く感じやすいのも手伝います
香り方面ですがかなり控えめでどっちかと言えばフルーティ系(確かに葡萄もいますね)かなというくらいです
この香りの控え具合が良いですねぇ(笑)
実に食べ物と合わせやすいです
そして味わい方面ですが上記もしましたガス感の方を先に
「勢い良く」や「発泡感」などではありませんでした
チリチリとした丸いモノがジワリと効いているタイプです
フレッシュ感もありますがそこまでは強くなく
味わい全体を通して控えめ型スッキリ系といったところです
これでも山廃の無濾過原酒なのですが一切クセと言われるようなものが無い状態ですね
ワイングラスで楽しんで貰っても面白いかとは思ったのですがオススメとしては(お気に入りの)グラスでしょうか
ワイングラスまでいってしまうと使い勝手が限定的にされてしまうのもありまして
季節の天ぷらなどと合わせて貰うとお酒の軽快感からちょっと天ぷらを食べすぎてしまうかもしれません…(笑)
ですが控えめな酒質で有るが故に懸念事項もありまして
一般的に考えられる手取川ブランドよりもやっぱり軽めなんですよね
しっかりした飲みごたえやインパクトなどは皆無ですのでご注意下さい
またお酒単体よりはなにかツマミを用意してもらったほうが圧倒的に楽しいですので
上記したモノが何かのご参考になれば幸いです
是非貴方の「美味い!」を探し出してみて下さい
※ただ妙にお酒が進んだりしますので飲み過ぎにご注意下さい※
- 商品価格(税込)
- ¥1,980